2015年07月07日
須遥会展
7月3日・4日・5日、大阪天満橋『エルおおさか』 9階ギャラリーで、須遥会展覧会が開催され、、多くの方にご高覧頂きました。
お暑い中、お運び頂き、有難うございました。
私は4点それぞれ趣の全く異なる作風のものを選び、出品しました。百聞は一見に如かず、写真をUPしましたのでご高覧ください。
縦70cm×横200cmの大作、大きい印は「清神茗一杯」自刻印で、左下方の小さい印が千鶴の落款印です。
「喫茶去」は、禅宗で相手を叱咤する語で、「お茶でも飲んでしっかりせよ」の意ですが、「お茶でも召し上がれ」と言った日常即仏法の境地をしめす言葉と誤解されています。この作品を制作したとき、この作品に合う落款印が間に合わず、日本篆刻展で受賞した自刻印「清神茗一杯」を押印し、その左に小さい千鶴の落款印を用いました。「清神茗一杯」は、美味しいお茶を飲めば神(心)も清らかになる・・・と言った意で、お気に入りの作品の一つです。
蓮の花のスケッチ画に般若心経を書き込み、絵と書のコラボを試みました。父が他界したのがちょうどお盆でしたので、父を偲んで書きました。
金子みすずの詩「大漁」、この詩に初めてであった時、衝撃を受けたことを今でも鮮明に想い出します。
人間は「大漁」で喜んでいても、海の中ではいわしの「とむらい」をする・・・この言葉に、今まで気づかなかったこともショックでした。
この作品をもとに、型染めのタペストリー(暖簾仕様)をセットで展示いたしました。型彫、染め、縫製に至るまで私の手作業です。
にほんブログ村 ランキングに参加しています。
↓クリックしていただけると、励みになります。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。