2014年06月27日
展覧会・・・・3

展覧会・学生の部を浜屋敷の蔵ギャラリーで開催するようになって3回目ですが、ここは半切のお軸作品を飾るにはとてもいいところです。
子供たちにとって、ギャラリーから一歩外に踏み出せば空が大きく広がり、旧家の佇まいが今に残るとてもいい環境です。
手前「壽山」は、6年生のひえい君の作品です。篆書に初めて挑戦しましたが、普段の彼の筆使いが篆書の線質にマッチしていて、とても素晴らしいものになりました。今回おとうさんも一緒に観に来てくださったのですが、本人はチョット恥ずかしいのか落ち着かないように見えました。
「世界の海」を書いたゆいさんは、陸上で頑張るお習字大好きなお嬢さん。土曜日曜は練習や試合でなかなかお稽古に来れませんが、時間をやりくりして頑張ってくれています。筆使いもしっかり丁寧に書くので、線質はとてもよく、形も美しいです。
テレビでアスリートたちのお話をよく耳にしますが、小学生の彼女もアスリートたちと同じように厳しく自分を律していて、スィーツは食べないようです。ゆいさんの引き締まった線質は、日常の彼女の生活からきているように感じます。
5年生のカエトくんとリュウタロウくんは「白銀連山」「浜千鳥」を書きました。彼らの好きなものと名前が似ていたからだそうですが、子供らしい発想を楽しく聞くことでした。

、「赤富士」から「青い海」までは{展覧会・・・2}で書きましたので割愛しますが、「観潮船」「浜辺の歌」「四海太平」を書いたげんき君ひびき君そうた君は4年生の男の子、仲良し3人組で揃って今回初出品です。いずれも画数が多かったり、バランスの取りにくい難しい字でしたが、集中力全開で書いてくれましたので、それぞれの個性がよく出た佳い作品になりました。
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2014年06月23日
可愛い訪問者
朝早く「鳥が来ている!」と夫は私に言い、レースのカーテンを手でそっと開けて教えてくれました。
ヒヨドリのカップルで、今年一杯花をつけたヤマボウシの大きな木の枝から枝へちょんちょん移動しています。
そんな場合、私は携帯でパチッ!と写真を撮るのが常ですが、まだ脳は目覚めていなかったのか、眼で確かめるだけに留まりました。
夫は珍しくカメラを持ってきて撮影モード、リビングのカーテンを開けたり、窓を開けたりしているので鳥はすぐにどこかに飛んで行ってしまい、写真が撮れるのかしら?と、ぼやっと思っていました。
しばらくして夫は「さっきの鳥の写真が入っている」と言ってUSBメモリーを手渡してくれたのが、下の写真です。カメラも腕も大違いです。

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2014年06月18日
朝採り
吹田慈姑も苗を頂だいた時から比べると随分大きくなりました。

カラスに先を越されてしまい、夫はガッカリ・・・・・空から狙う、これこそ天敵かもしれません。

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2014年06月15日
展覧会・・・・2

ここに並んだ4名の作品は、今年初出品の小学二年生3人と、3年生1人です。
習い始めて1年未満にもかかわらず、みんな堂々と書いています。初めて持つ大きい筆も大きい紙も、彼女たちにとっては半紙とちっとも変らないようです。
展覧会の作品制作でアトリエにやって来たはるかちゃんは私に「3文字で漢字ばっかりがいい!」と、自分の希望を告げました。その時点ではまだ1年生、漢字と言ってもあまり習ってはいません。しかし、「習っていないのは覚えるから・・・・」と、とても前向きです。
今年のテーマは『海・山・川』、いきなりハイレベルな注文にどうなることかと思いましたが、いつも落ち着いてしっかり取り組んでくれるはるかちゃんを信じて任せることにしました。・・・・そして書き上がったのがこの「赤富士」です。
ピアノ・バイオリンのお稽古をしているあやなちゃんは、やっぱり『音』の入った言葉を選びました。谷川のサラサラ流れる音が聞こえてくるように、山の澄んだ空気を呼吸するように、しっかりと爽やかに書いてくれました。
しっかりと自分の意見が言える観察力の眼を持ったゆうなちゃんは、エネルギッシュに「若草山」を表現し、その中にも優しさが籠った作品となりました。名前は漢字でも書けるけれど、あえて平仮名で書いたのには彼女なりに考えがあってのことのようです。
硬筆の展示された自分の作品に見入るゆうなちゃん、後姿はちひろの絵を想いだします。

3年生のかのあちゃんは、お兄ちゃんがお稽古に来ていた関係で、よちよち歩きのころから知っていますので、初出品と言っても長~いお付合いのような気がします。
力いっぱいの堂々とした『青い海』は、いつもニコニコ笑顔よしの可愛い女の子が書いたように思えないぐらいです。お母さん、おばあちゃんと一緒に観に来たかのあちゃん、表具した作品の前で笑顔満開です。

初出品とは思えないぐらいみんなしっかりと書いてくれて、わたしもとても鼻が高いです。
また来年も頑張りましょうネ!!!
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2014年06月13日
大阪府立近つ飛鳥博物館特別展

大阪府立近つ飛鳥博物館で、4月26日から6月29日まで、平成26年度春季特別展「ヤマト王権と葛城氏」と題し、考古学からみた古代氏族の盛衰・・・を、開館20周年記念特別展として開催されています。
5月の下旬に、夫の運転する車で見に行きました。ここは不便なところにありますが、その分自然がたっぷり・・・・、車から降りると透き通るような鶯の声があちこちから耳に入り、それだけで心が和み、日常の慌しさから解放され寛ぎを感じます。
建物は安藤忠雄氏の設計の個性的な建物で、階段を上に上に上って入館します。足の悪い方のための入館方法はあるのでしょうが、夫について歩いていると入口に辿りつくころには息が荒くなりました。

学芸員の方が「今回の特別展ではたくさんの方が観に来てくださって・・・」と、嬉しそうに話されていました。今までに見学した色々な博物館の展示より身近で親しみやすいように感じました。
開催もあと2週間ほどになりました。15日(日)考古学セミナー、22日(日)講演会、28日(土)土曜講座と、内容も充実しています。
考古学に興味ある方は必見です。古代社会に関心のない方も是非鶯の囀りを聴きにお運びください。

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2014年06月11日
ドクダミの花
この時期になると、家の周りの日陰にドクダミが元気よく茂り、白い十字の花をつけます。
正確には円柱状の花穂についている黄色い小花が花で、白い4枚の花びらに見えるのは、山法師同様花弁状の苞葉です。
私の子どものころから取り除いても取り除いても綿々と生き延びてきた生命力の強い植物で、高い薬効があります。
花をつけている今の時期のドクダミが最も薬効が高いと聞いていますので、今年も頑張って挑戦しようかと思います。かつて何度か作っているのですが・・・・煎じるのが面倒で、切羽詰まった問題がないとなかなか飲みませんね。
全草に整腸・利尿・緩下・解毒作用があり、十薬(じゅうやく)とも呼ばれ、川端茅舎は「十薬や真昼の闇に白十字」と俳句に詠んでいます。
私はヤマボウシで詠んだ俳句を十薬に置き換えて今の気持ちを表したいと思います。 『十薬や至治を祈りて白十字』 「至治」とは天下がよく治まることを言います。
写真のドクダミは夫が一輪挿しに挿していたのを、余分なものを取り除いてみました。雑草生け花は如何でしょうか?
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2014年06月09日
展覧会・・・・1

「さんご」を書いたすずのちゃんは、去年の12月からお稽古を始めたばかり、この大作を書いた時は小学校に入学する直前でした。
素直で子供らしい楽しい作品はこの年齢でしか書けないもの、「子供の絵に勝るものはない」と言ったピカソの言葉を思い出します。
昨年小学校入学前に「あやめ」と書いて展覧会で発表したさやかちゃんですが、今年は「美ら海」を書きたいと提案しました。
今年の展覧会のテーマは『海・山・川』;l、家族で沖縄に行った時の「美しい海」を書作品で表現したいとの思いが、作風にしっかり表現され、2年生が書いたとは思えない堂々としたものとなりました。
http://www.atelier-umehara.c
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2014年06月06日
伊丹・町歩き

先日、所要で伊丹に出かけました。その帰り、かつてお世話になったギャラリーをお尋ねしようと伊丹小学校の前を通りました。
ここは夫が子供のころ通った小学校で、歴史を校舎に反映した建築になっていて、お城のような佇まいです。
近年、運動会が残暑厳しい秋を避けて、春に開催されているようです。運動場ではその練習が繰り広げられていました。

もとは塀はなかったようですが、いろいろ事件がありましたので、部外者の侵入を防ぐようになっています。
そんな中に「東の芭蕉 西の鬼貫」と称された江戸時代の俳人で伊丹出身の『鬼貫』の碑が建っていました。
下部に「行水のすてどころなし虫の声」が刻まれています。

可愛い子供たちの頭の上にこのような幕が張られ、私たち子供のころには当たり前だったことが標語として掲げられていました。
http://www.atelier-umehara.c
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2014年06月03日
あなたの母は左利き!!!・・・字は右手で書きます!!!
今朝キッチンでお野菜を刻んでいる時、「なんで包丁左で持ってるの?」と次男が私に言いました。
「お母さん左利きよ!!!」と、言いながら驚きはMAXに・・・・・。
「長年一緒に暮らしてきて、気付かなかった???」
食事は基本的に家族揃って頂きますが、次男は私と横並びで腰かけていて向かい合っていないので気が付かなかったのでしょうか、私は左手でお箸を使います。
食事をご一緒すると大抵「字も左で書かれるのですか?」と聞かれます。
「字は右手で、その他は大抵左手を使って分業しています」と、答えます。
幼稚園まで私は左手で字を書いていましたが、学校に上がる頃、母が私に「字は右手で書くものやで」と、言いました。
小学校に入学して勉強するのを楽しみにしていた私は、母のさり気なく言った言葉が抵抗なく心に響いて、鉛筆を左から右に持ち替えました。
鉛筆は右手、消しゴムは左手、両手が自在に使えるのでとても便利です。
使い慣れれば右も左も同じように使えるようになると、経験してきました。
しいて加えると、刀類(包丁・ナイフ・印刀)は、右手では怖くて使わないです。洋食のナイフは右手で持ちますが・・・。
両手を使うと脳の活性化にとてもいいらしいので、皆さんも是非両手を使ってください!
自家製山椒の実の炊いたんを鳥取産とろろいもに添えて、屋上菜園で初採りピーマンを使ったサラダ。
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2014年06月02日
ご高覧有難うございました。

2014年第33回 鶴悠会書展 無事盛会に閉会いたしました。
今までの中で最も多くの方にお運び頂き、ご高覧頂きましたこと、心から厚く御礼申しあげます。
有難うございました。
好天に恵まれた土曜日、大きな木の下でイベント『みんなで書こうよ、大きな筆で!!!』にチャレンジしました。
毛の長さ30cmの大きな筆で、160cmX300cmの大きな紙に、小学生の子供たちは1画づつ筆を繋いで『馬』を書き上げました。

中学生の参加者は少なかったため、若いお父さんたちの参加で大いに盛り上がりみんなの心も一つになって『和』が出来上がりました。

小学生以下の小さいお子さんにも大きい筆で認めて頂きました。最初尻込みしていた坊やもお兄ちゃんお父さんの書いているところを見て自分と背丈が同じぐらいの筆で「よいしょ!」と墨を運びます。 子供は天才、ピカソの絵を思い出させるアートが出来上がりました。

、庭を挟んでギャラリーの向かいにある母屋の喫茶部は、真夏日でもあり、大書を終えて『書き氷』じゃなかった『かき氷』でみんな涼を求めて喉を潤していました。皆さん、お疲れ様でした。
多くの方たちのご協力に支えられて、第33回鶴悠会書展恙無く盛会裏に終了しましたこと、感謝申し上げ、厚く御礼申し上げます。
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