2015年10月06日

秋・・・酣(たけなわ)

名月
お月見、にわかカメラマンがスーパームーンを撮影するところがニュースになっていましたが、私はタイミングが合わずダメでした。
そこで手前味噌ながら、月をテーマにした作品をご披露します。




今玄関に飾っている子規の秋の句、その中には月はないのですが、想いが通じたのか「カシャ!!!」と撮影すると、そこにスーパームーンがあらわれました? 「念ずれば通ず」・・・って、まさにこのことかもしれませんね。



俳句サロン
毎月第4週の土曜日は俳句サロン。今日の兼題は水・液体・・・なかなか迷句ばかりで、名句が出来ません。遠く高知から酸素ボンベを従えて参加された方、95歳のバリバリ現役の三樹彦先生に元気を頂いて帰途、行楽シーズンの京都を描いたオシャレな阪急電車に出会いました。







食欲の秋
凌ぎよい好季を迎え、秋の実りが店頭に並びます。旬の食材を美味しくお料理して、家族の食卓に・・・。

老舗の京料理松長さんで、ユネスコ世界無形遺産に登録された和食の勉強をしてきました。
今回のテーマは「塩」、調理内容は「巻き寿司・鳥のつみれ汁・キノコの酒盗和え・浅漬け」でした。
「料理人が気軽に和食と食育が学べる講座」、毎日料理しているにも関わらず、眼からウロコ!ってことが多々あり、とても新鮮に感じます。





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Posted by 梅原 千鶴 at 20:00Comments(0)美術出来事行事季節書道食べ物

2015年07月07日

須遥会展

7月3日・4日・5日、大阪天満橋『エルおおさか』 9階ギャラリーで、須遥会展覧会が開催され、、多くの方にご高覧頂きました。

お暑い中、お運び頂き、有難うございました。

私は4点それぞれ趣の全く異なる作風のものを選び、出品しました。百聞は一見に如かず、写真をUPしましたのでご高覧ください。


縦70cm×横200cmの大作、大きい印は「清神茗一杯」自刻印で、左下方の小さい印が千鶴の落款印です。

「喫茶去」は、禅宗で相手を叱咤する語で、「お茶でも飲んでしっかりせよ」の意ですが、「お茶でも召し上がれ」と言った日常即仏法の境地をしめす言葉と誤解されています。この作品を制作したとき、この作品に合う落款印が間に合わず、日本篆刻展で受賞した自刻印「清神茗一杯」を押印し、その左に小さい千鶴の落款印を用いました。「清神茗一杯」は、美味しいお茶を飲めば神(心)も清らかになる・・・と言った意で、お気に入りの作品の一つです。

蓮の花のスケッチ画に般若心経を書き込み、絵と書のコラボを試みました。父が他界したのがちょうどお盆でしたので、父を偲んで書きました。


金子みすずの詩「大漁」、この詩に初めてであった時、衝撃を受けたことを今でも鮮明に想い出します。

人間は「大漁」で喜んでいても、海の中ではいわしの「とむらい」をする・・・この言葉に、今まで気づかなかったこともショックでした。

この作品をもとに、型染めのタペストリー(暖簾仕様)をセットで展示いたしました。型彫、染め、縫製に至るまで私の手作業です。





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Posted by 梅原 千鶴 at 22:00Comments(0)美術書道

2015年06月26日

一人旅・・・東京~上越妙高~金沢

梅雨の季節に、東京を皮切りに、美術観光巡りの気ままな一人旅に出かけました。

月曜の朝(8時半)に自宅を出て東京着12時。荷物をホテルに預けて、東京銀座三越で開催中の川端紘一スケッチ展に・・・・。
会場で友人と合流して、遅めのランチ後、銀座をぶらぶら。shopに入ってはいろいろ物色して、お気に入りをゲットです。
行き交うひとにTV局がインタビュー、私たちも声を掛けられて「携帯の待ち受けの画面」について質問を受けました。












黄昏の東京駅で「また会いましょう」と、半世紀に及ぶ友人とさよならをして、それぞれ帰途につきました。
翌日は上野の森を気ままに散策することに・・・。若いころは日展を研鑽の場としていたので都美術館に向かいました。ちょうど日工展が開催中だったので同級生の陶芸家井出照子さんの作品を拝見することが出来ました。楽しみにしていた黒田記念館は、あいにく点検の作業の為臨時休館でした。少し足を延ばせば姪が7年間通った東京芸大、興味ある展覧会でしたが時間の関係でスルーしましたが、後日TV美術館の番組でゆっくり観ることが出来、好かったです。











日展の祝賀レセプションは、私の出展していた頃は上野精養軒でした。思い出のレストランでランチしようと立ち寄りますと、今嵌まっている「天皇の料理番」とコラボしていて、徳蔵が料理人を目指すきっかけとなったカツレツを注文したのは言うまでもありません。

東京に発つ日を月曜にしたのは、仕事が片付かなかったこともありますが、この番組を見逃したくない!!! という気持ちが大きかったことは否めませんね。




想像だにしていなかった素敵な出会いで口福を得、至福の時を過ごしました。

和服のご婦人たちの後ろについて上野の森を離れ北陸新幹線の時間迫る東京駅に向かいました。

充実した楽しい東京の2日間でした。夕方5時過ぎには上越妙高駅で迎えの息子と出会います。


  
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Posted by 梅原 千鶴 at 14:00Comments(0)美術出来事思い出芸術食べ物

2015年06月02日

有難うございました。



5月末の土・日曜、吹田浜屋敷の蔵ギャラリーで開催しました第34回鶴悠会書展、盛会裏に終えることが出来ました。まだ5月にもかかわらず真夏日、吹田市の催しと重なったのですが、多くの方においで頂き、有難うございました。

今年は初出品者が8名、そのうち5歳児の年少さんが2名。幼いながら「きりん」「虎」にチャレンジした作品は、しっかりした筆遣い、堂々として味わい深く、多くの来場者の目を引いていました。



中高生は、動物の出てくることわざから言葉を選びました。目標に向かって「猪突猛進」のNさん、いろいろ多方面で頑張っているR君は「獅子奮迅」の言葉を・・・・・。どんな意味ですか?と聞かれた「兎の登り坂」、「兎は前足が短いので坂を登るのが得意、それに倣って得意なものを伸ばそうというもの。




普段のおけいこの作品も飾りました。


 継続は力なり、・・・地道にコツコツ続けてもらいたいと願います。


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Posted by 梅原 千鶴 at 20:00Comments(0)美術出来事行事書道

2015年04月04日

月遅れのお雛様



今年はパス!と思いましたが、毎年飾ってきているのでお雛様を出さないと落ち着かず、3月3日を過ぎて旧で飾りました。

娘がいるわけではありませんが、私も昔は女の子、やはり床の間に飾られたお雛様を見ると、心まで『はんなり』して楽しいものです。お雛様には4月3日にお箱に納め、来年まで眠りについてもらいました。

お雛様のお軸は、私の父の父の父、すなわち曾祖父さんが、父の妹の初節句に描いたもの、今から百余年前のことです。表具は痛みが激しいので30年くらい前に新しくしました。

自由人だったようで、その頃に描かれたお雛様の絵としては「語り合っている」ような構図にその感覚が感じられます。


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Posted by 梅原 千鶴 at 10:00Comments(0)美術行事

2014年11月28日

展覧会が始まります。




庭の山法師も紅葉が進むと同時に、落ち葉となって散ってしまい、寂しくなりましたが、写真でUPです。

いよいよ塾生の力作を発表します鶴悠会書展が始まります。

皆さん!是非ご高覧頂きますよう、よろしくお願いします。

会期  2014年11月29日(土)・30日(日)

会場  アトリエ梅原


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Posted by 梅原 千鶴 at 23:00Comments(0)美術出来事季節芸術書道

2014年10月08日

芸術の秋



高校時代の同級生で陶芸家の井出照子さんの個展に行ってきました。

会場は京都・銀閣寺道、哲学の道から一筋入った『ギャラリー揺』で、お庭の木々が空間を狭めることなくゆったりと落ち着きを与え、屋外の庭に飾られた彼女の大きな作品が自然と溶けあって、存在感を放っていました。

白沙村荘


阪急河原町駅からギャラリーまでバス運が悪くて時間がかかってしまったので、作品を味わってすぐお暇し、すぐ近くの白沙村荘・橋本関雪記念館MUSEUM開館記念展覧会に移動して、閉館までの時間を、お庭と作品拝見しました。

中国明・清代における文人の理想に沿って、都市の中にあって深山の如く、橋本関雪画伯が此処に屋を結んで生涯かけて白沙村荘の庭を造り続けました。

入り口で写真の許可(屋外)を得て、撮影したものをセレクトして披露します。人影があまりない事も手伝って、過去にタイムスリップしたように静かにお庭を散策、京都の市井にありながら深山の如し・・・・。しばらく慌しい日常から解放され、芸術の秋、日本の秋を楽しませて頂きました。











お庭の終わりにある橋本関雪記念館MUSEUMでは、彼が19歳の時に描いた達磨大師図が私には一番心が惹かれました。
達磨の絵は今までたくさん観てきましたが、私たちから遠い遠い存在で親近感のないものばかりでした。しかし彼の達磨大師の絵は何ともピュアな暖かい人間像を彷彿とさせて、しばらく前で佇むことでした。



展示室2Fからは大文字の山が目の前に在り、その眺望をカメラに収めて帰途につきました。

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Posted by 梅原 千鶴 at 10:00Comments(0)美術出来事季節芸術

2014年09月24日

秋の設え




朝夕めっきり涼しくなりました。昼間はまだ「暑いな~」と思う日もありますが、凌ぎよくなって、仕事の効率も上がりますね。

先日、ホームページのトップの写真3枚、秋模様に変更しました。うち1枚が下の写真『みのり』

みのり


お時間あれば是非私のホームページをご訪問ください。

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少し遅れて、アトリエの設えも秋の作品にチェンジ、玄関には正岡子規の名句「柿喰えば鐘が鳴るなり法隆寺」の額を・・・・。

アトリエには自刻印『柿栗蜜柑』と自作『秋がくれた贈り物みんなちがってどれもいい』の作品を・・・

(↓)






初めて飾る自作柚子の絵。『柚子の香や 心の襞まで染み入りぬ』の自句を書き添えて・・・。

                            

  お近くお通りの折にはお立ち寄りください



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タグ :子規


Posted by 梅原 千鶴 at 12:00Comments(0)美術思い出季節俳句食べ物

2014年05月13日

スケッチ会

梅林時

数年前、茨木市のお友達の家に遊びに行く途中にお寺があり、一目見た時から私はこの塀にとても心が惹かれておりました。

スケッチ教室のあとランチの折に 「どこかみんなでスケッチに行きたい!」 と話が出て、以前から気になっていたお寺の塀のことを言ったところすぐに話がまとまり、1ヶ月後に『スケッチ会』の開催となりました。

少し責任を感じ、Aさんに案内をお願いして近くをロケハンしました・・・・が、思っていた以上にスケッチに良いところが多く、高校時代3年間通った茨木ですが、今更ながら歴史に感じ入りました。




梅林寺



当日の12日、心配した雨は予報通り午後3時まで降らず、曇天でスケッチには持ってこいのお天気でした。

同級生のYさんのご自宅を開放していただき、お手洗い休憩に止まらず、暖かい『おもてなし』まで受けて、楽しい充実した1日でした。

皆さん経験豊富で熱心な人たちばかりなので、私にとって初めてのスケッチ会はとても勉強させて頂きました。

今回の場所は友人宅を中心に『梅林寺』、『茨木小学校』に限定しましたが、まだまだ魅力のところがありましたので、またいつか場所を変えてスケッチしたいと思います。


茨木小学校正門



茨木小学校内

茨木小学校はお城の跡に建てられており、正門は往時のお城の櫓門を再現しています。



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Posted by 梅原 千鶴 at 20:00Comments(0)美術出来事思い出

2014年04月15日

展覧会作品制作・・・・・3



5月31日・6月1日の土・日の二日、吹田『浜屋敷・蔵ギャラリー』で、展覧会<学生の部>を開きます。

小学1年生から高校生まで、作品は春休み中に書き上げ、それぞれの印も押しました。

自分の書いた条幅作品を持って案内状の為の写真撮影をしましたが、みんなの表情はいろいろです。

とても嬉しそうな子もいれば、緊張して硬い表情の子も、笑った口元には前歯が取れていて年齢を証明していたり・・・・と、
どの子も可愛くて、思わずこちらの表情も緩みます。

案内状制作のための写真撮影も4月上旬に済ませ、準備は着々と進んでいます。

皆さんのご来場をお待ちしています。

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Posted by 梅原 千鶴 at 22:00Comments(0)美術行事友達書道