2014年10月08日
芸術の秋

高校時代の同級生で陶芸家の井出照子さんの個展に行ってきました。
会場は京都・銀閣寺道、哲学の道から一筋入った『ギャラリー揺』で、お庭の木々が空間を狭めることなくゆったりと落ち着きを与え、屋外の庭に飾られた彼女の大きな作品が自然と溶けあって、存在感を放っていました。

阪急河原町駅からギャラリーまでバス運が悪くて時間がかかってしまったので、作品を味わってすぐお暇し、すぐ近くの白沙村荘・橋本関雪記念館MUSEUM開館記念展覧会に移動して、閉館までの時間を、お庭と作品拝見しました。
中国明・清代における文人の理想に沿って、都市の中にあって深山の如く、橋本関雪画伯が此処に屋を結んで生涯かけて白沙村荘の庭を造り続けました。
入り口で写真の許可(屋外)を得て、撮影したものをセレクトして披露します。人影があまりない事も手伝って、過去にタイムスリップしたように静かにお庭を散策、京都の市井にありながら深山の如し・・・・。しばらく慌しい日常から解放され、芸術の秋、日本の秋を楽しませて頂きました。





お庭の終わりにある橋本関雪記念館MUSEUMでは、彼が19歳の時に描いた達磨大師図が私には一番心が惹かれました。
達磨の絵は今までたくさん観てきましたが、私たちから遠い遠い存在で親近感のないものばかりでした。しかし彼の達磨大師の絵は何ともピュアな暖かい人間像を彷彿とさせて、しばらく前で佇むことでした。

展示室2Fからは大文字の山が目の前に在り、その眺望をカメラに収めて帰途につきました。
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