2014年06月15日
展覧会・・・・2
ここに並んだ4名の作品は、今年初出品の小学二年生3人と、3年生1人です。
習い始めて1年未満にもかかわらず、みんな堂々と書いています。初めて持つ大きい筆も大きい紙も、彼女たちにとっては半紙とちっとも変らないようです。
展覧会の作品制作でアトリエにやって来たはるかちゃんは私に「3文字で漢字ばっかりがいい!」と、自分の希望を告げました。その時点ではまだ1年生、漢字と言ってもあまり習ってはいません。しかし、「習っていないのは覚えるから・・・・」と、とても前向きです。
今年のテーマは『海・山・川』、いきなりハイレベルな注文にどうなることかと思いましたが、いつも落ち着いてしっかり取り組んでくれるはるかちゃんを信じて任せることにしました。・・・・そして書き上がったのがこの「赤富士」です。
ピアノ・バイオリンのお稽古をしているあやなちゃんは、やっぱり『音』の入った言葉を選びました。谷川のサラサラ流れる音が聞こえてくるように、山の澄んだ空気を呼吸するように、しっかりと爽やかに書いてくれました。
しっかりと自分の意見が言える観察力の眼を持ったゆうなちゃんは、エネルギッシュに「若草山」を表現し、その中にも優しさが籠った作品となりました。名前は漢字でも書けるけれど、あえて平仮名で書いたのには彼女なりに考えがあってのことのようです。
硬筆の展示された自分の作品に見入るゆうなちゃん、後姿はちひろの絵を想いだします。
3年生のかのあちゃんは、お兄ちゃんがお稽古に来ていた関係で、よちよち歩きのころから知っていますので、初出品と言っても長~いお付合いのような気がします。
力いっぱいの堂々とした『青い海』は、いつもニコニコ笑顔よしの可愛い女の子が書いたように思えないぐらいです。お母さん、おばあちゃんと一緒に観に来たかのあちゃん、表具した作品の前で笑顔満開です。
初出品とは思えないぐらいみんなしっかりと書いてくれて、わたしもとても鼻が高いです。
また来年も頑張りましょうネ!!!
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